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【世界文化賞 受賞者のことばから】第9回(平成9年)

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【世界文化賞 受賞者のことばから】
第9回(平成9年)

絵画部門受賞のゲルハルト・リヒター氏(ドイツ) 絵画部門受賞のゲルハルト・リヒター氏(ドイツ)

 「セザンヌのように自分の目を通して景色を描くことは、学生時代に習ったラテン語と同じ。忘れてしまった」

 ○絵画部門 ゲルハルト・リヒター

 (1932年~、写真をもとに描く独自手法を駆使したドイツの画家) ケルン市内の閑静な住宅街にある自宅兼アトリエで、自らの手法を語って。

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 「大理石を買う金もなかった。巨大な彫刻はファシズムを想起させ、小さすぎれば装飾にすぎない。だから等身大にこだわった」

 ○彫刻部門 ジョージ・シーガル

 (1924~2000年、等身大の人間の石膏(せっこう)像で孤独を表現した米国の彫刻家) ニューヨーク郊外の養鶏場を改築したアトリエ兼作品保管室で。

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 「白は、季節の色や周囲の環境を反映し、建築物の構造をよく見せてくれる」

 ○建築部門 リチャード・マイヤー

 (1934年~、白を基調に周辺景色に溶け込む外観設計が特徴の米国の建築家) ロサンゼルスに建設中だった美術館・研究所「ゲティ・センター」を案内して。

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 「インド音楽は、神々に近づく手段でもある。だから私は、安易に西洋音楽と混合しなかった」

 ○音楽部門 ラヴィ・シャンカール

 (1920~2012年、60年代にジョン・コルトレーン、ビートルズら西洋音楽に多大な影響を与えたインドのシタール奏者) 米ロサンゼルス郊外の自宅で。

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 「エブリウエア!」

 ○演劇・映像部門 ピーター・ブルック

 (1925年~、演劇の神様と称される英国の演出家、演劇プロデューサー) 仏パリの新オペラ座近くのオフィスで、国境を超えた演劇活動の源泉を尋ねると「あらゆる場所が自分の居場所なのだ」と一言で説明した。

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