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【第30回世界文化賞】受賞者の素顔・建築部門 クリスチャン・ド・ポルザンパルク氏

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【第30回世界文化賞】
受賞者の素顔・建築部門 クリスチャン・ド・ポルザンパルク氏

自身が手掛けたルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートホール「フィルハーモニー・ルクセンブルク」でインタビューに答えるポルザンパルク氏(桐原正道撮影) 自身が手掛けたルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートホール「フィルハーモニー・ルクセンブルク」でインタビューに答えるポルザンパルク氏(桐原正道撮影)

 50歳の若さでフランス人として初めて「建築界のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞を受賞するなど、フランスを代表する建築家兼都市計画家で知られる。

 大胆なデザインと芸術的アプローチ、そして、水彩画の画家としての側面を生かした想像力豊かな作風で知られ、とりわけ音楽関係の施設の設計で国際的に高い評価を獲得している。

 1944年、モロッコのカサブランカ生まれ。パリの国立高等美術学校エコール・デ・ボザールでシステマティック・デザイン(組織的設計)を学び、66年には米ニューヨークに移住。名門コロンビア大学で建築を学び、69年にエコール・デ・ボザールを卒業。80年に自分の事務所を設立。幾何学的な秩序を重んじるモダニズムとは異なり、都市空間と人間との関わりをより親密にする作品群で評価を高めた。

 パリ13区のオートフォルム街の集合住宅(79年)など、70年代後半から頭角を現し、ミッテラン大統領(当時)のプロジェクトで、複数の大小のコンサートホールや音楽博物館、居住区、スポーツ施設などを備えた「音楽都市」(95年)で一躍有名に。

 このほか、福岡市の「ネクサス集合住宅」(91年)や、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地で知られるコンサートホール「フィルハーモニー・ルクセンブルク」(2005年)、パリ郊外に昨年完成した屋内スタジアム「パリ・ラ・デファンス・アリーナ」でも知られ、現在、中国の「蘇州文化センター」(19年完成予定)に尽力している。

 建築を“知”の領域まで高めた功績は大きい。建築家で都市計画家のエリザベート夫人(ブラジル出身)と共同事務所を構えている。(Christian de Portzamparc 1944年5月9日 モロッコ・カサブランカ生まれ)

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