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八ツ場ダム建設予定地から江戸時代の人骨 浅間山噴火で犠牲か

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八ツ場ダム建設予定地から江戸時代の人骨 浅間山噴火で犠牲か

八ツ場ダムの建設予定地にある遺跡で見つかった江戸中期の人骨。浅間山噴火の泥流に巻き込まれたとみられる=9日午前、群馬県長野原町 八ツ場ダムの建設予定地にある遺跡で見つかった江戸中期の人骨。浅間山噴火の泥流に巻き込まれたとみられる=9日午前、群馬県長野原町

 群馬県は9日、八ツ場(やんば)ダム(同県長野原町)の建設予定地にある遺跡で、江戸中期の1783(天明3)年に起きた浅間山噴火の泥流に巻き込まれたとみられる人骨を発見したと発表した。

 泥流では1500人以上が死亡したとされ、長野原町に隣接する浅間山の麓の嬬恋村では昭和54(1979)年の調査で3体、62(1987)年には1体の犠牲者とみられる人骨が発掘された。長野原町で犠牲者とみられる人骨が見つかったのは初めてで、噴火被害の大きさがうかがえる。

 県によると、遺跡の倒壊した民家跡から2体分の頭蓋骨などを発見。畑の跡から左足の骨も見つかった。県は今後、年齢や性別などを調べる。

 遺跡は利根川支流の吾妻川に近く、泥流に埋もれた建物や道などが発掘されている。県はダム建設に伴い、平成6(1994)年から周辺を調査している。31(2019)年度のダム完成は予定通りとしている。

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