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【老舗あり】山形県酒田市「白ばら」 昭和の記憶で「まち遺し」 ナイトスポット復活再生

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【老舗あり】
山形県酒田市「白ばら」 昭和の記憶で「まち遺し」 ナイトスポット復活再生

「白ばら」のミニライブで河村博司さんのギター演奏と酒田市出身の歌姫、白崎映美さんの熱唱に観客は酔いしれた=山形県酒田市の「白ばら」(同市提供) 「白ばら」のミニライブで河村博司さんのギター演奏と酒田市出身の歌姫、白崎映美さんの熱唱に観客は酔いしれた=山形県酒田市の「白ばら」(同市提供)

 日本が高度経済成長に向かう中、全国に広がったグランドキャバレー。本州最北端の現役グランドキャバレーだった山形県酒田市の「白ばら」。景気低迷とともに平成27年12月30日、半世紀を超える57年の歴史に幕を下ろした。だが地元有志の力で「白ばら」は約2年後に復活、その中心人物の佐藤仁さん(55)は「白ばらは、昭和の記憶。ここからまち残しを広げたい」という。

廃れたグランドキャバレー

 「白ばらは当初、893(やくざ)なにおいがして近寄らなかった」と「白ばら」をナイトスポットとして新たに運営再開させた白ばら友社代表社員の佐藤さんは「白ばら」との出合いをこう振り返る。

 平成25年2月28日、猛吹雪の中、音楽集団「上々颱風(しゃんしゃんたいふう)」のボーカルで酒田市出身の歌手、白崎映美(えみ)さんと一緒に店に入った瞬間、佐藤さんは「眼前に広がったのは南国でした」。生い茂るヤシの木に電飾で光まばゆいステージに思わず、「『昭和の薫り』に息をのんだ」という。

 昭和33年開店の「白ばら」は「大きいことはいいことだ」という当時の流行語さながら鉄筋コンクリート造り3階建てのビル1階に広さ約700平方メートルの大フロアが円形劇場のように広がり、ビロード張りのソファが扇形に並び高さ7メートルの天井からはアールデコ調のシャンデリア。すべてが昭和のなまめかしさを色濃く残していた。

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