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【潜伏キリシタン世界遺産】離島振興ふくらむ期待 地元「Uターンにつなげたい」

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【潜伏キリシタン世界遺産】
離島振興ふくらむ期待 地元「Uターンにつなげたい」

国指定重要文化財の江上天主堂。40~50戸の信徒がキビナゴ漁で得た収入を出し合い、大正7年に完成させた。現在の周辺住民は3世帯5人=6月20日、長崎県五島市 国指定重要文化財の江上天主堂。40~50戸の信徒がキビナゴ漁で得た収入を出し合い、大正7年に完成させた。現在の周辺住民は3世帯5人=6月20日、長崎県五島市

 離島振興の切り札に-。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産への登録が決まった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、人口減少に歯止めをかける活性化策の一つだ。空き家の観光資源化や老朽化した教会堂の修理が進められてきた。

 時速80キロの高速船ジェットフォイルで、長崎港から福江港(長崎県五島市)まで1時間25分。140余りの島が連なる有人国境離島の五島列島で、定期航路の増便が相次いでいる。

 九州商船は長崎-有川(新上五島町)航路に7月末から定員140人の新造船を就航させ、現行の1日2往復を3往復に増やす予定だ。「有川港は世界遺産に近い」と営業担当者。市町なども民泊や体験プログラムを推進。島の良さを伝え、「Iターン、Uターンにつなげたい」(県観光振興課)との願いがある。

 高度成長期以降に人口流出が続き、交通拠点の五島市でも昭和35年の約9万人から平成27年の約4万人に激減。朽ちかけた古民家も目立ち、景観維持を兼ねた空き家対策が課題だ。文化庁は重要な古民家の修理などに補助してきた。小値賀町は空き家となった古民家を宿泊施設などに再生。昨年度は外国人188人が訪れ、宿泊などを手配する窓口の英語対応も始まった。

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