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【第89期ヒューリック杯棋聖戦】第3局 豊島将之八段が羽生善治棋聖破り、初タイトルに王手「力戦型で難しい将棋」

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【第89期ヒューリック杯棋聖戦】
第3局 豊島将之八段が羽生善治棋聖破り、初タイトルに王手「力戦型で難しい将棋」

「第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第3局で、羽生善治棋聖を破った豊島将之八段=30日午後、静岡県沼津市の沼津倶楽部(斎藤良雄撮影) 「第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第3局で、羽生善治棋聖を破った豊島将之八段=30日午後、静岡県沼津市の沼津倶楽部(斎藤良雄撮影)

 羽生善治(はぶ・よしはる)棋聖(きせい)(47)=竜王=に豊島将之(まさゆき)八段(28)が挑戦している産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第3局が30日午前9時から静岡県沼津市の沼津倶楽部で指され、午後7時33分、145手で豊島八段が勝ち、対戦成績2勝1敗とし、初タイトルに王手をかけた。持ち時間各4時間、残りはともに1分。注目の第4局は10日、新潟市の岩室温泉「高島屋」で行われる。

 先手・豊島の初手▲2六歩に羽生は△3二金~△7二飛と袖飛車(そでびしゃ)に構えた。控室ではどよめきの声が上がり、立会人の青野照市九段は「非常に珍しい。将棋にはどういう可能性があるか常に探る羽生さんらしさが感じられる」。

 前例のない将棋だったが、積極的に攻めた豊島が優勢となった終盤、羽生の78手目は金取りの△6五桂打。ここで豊島がこの日最長の39分の長考で▲7六金と逃げ、受けに回った。両者時間が少なくなる中、羽生は驚異的な粘りを見せたが、「羽生さんの△3六馬(108手目)がチャンスを逃したのかも。すぐ△6五桂打なら勝機があったかも」と副立会人の勝又清和六段。最後は先手玉に詰みはなく、後手玉は必至で羽生が投了した。

豊島八段の話

 「力戦型で難しい将棋になり、調べなければ分からないが、途中から疑問手を指しているような感じがした。次も頑張りたい」

羽生棋聖の話

 「力戦調でどう指すのかが難しい将棋。端を攻められて悪くなってしまったので、もうちょっとゆっくり指した方がよかった。気持ちを切り替えて次に臨みたい」

 今回の対局の棋譜再現をこちらでご覧になれます。

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