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【民間ロケット失敗】心臓部のエンジンに不具合 原因究明は難航も 遠のく宇宙ビジネス

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【民間ロケット失敗】
心臓部のエンジンに不具合 原因究明は難航も 遠のく宇宙ビジネス

打ち上げに失敗し、回収された小型ロケットMOMO2号機について説明するインターステラテクノロジズの稲川貴大社長=30日、北海道大樹町 打ち上げに失敗し、回収された小型ロケットMOMO2号機について説明するインターステラテクノロジズの稲川貴大社長=30日、北海道大樹町

 インターステラテクノロジズによる小型ロケットの打ち上げ失敗は民間企業によるロケット開発の難しさを改めて示した。同社は平成32年にも超小型衛星の打ち上げビジネスに参入する戦略だったが、遅れは避けられない。連続失敗で技術の未熟さを露呈した形だ。

 初号機は機体の強度不足が原因だったが、今回は心臓部のメーンエンジンで不具合が起きた。発射後1秒で圧力が低下し、いったん回復したが4秒後に再び低下して機体が落下。これまでの燃焼試験では経験していないトラブルという。

 このエンジンは、米アポロ計画の月面着陸船が使った安価で信頼性の高い技術を採用。初号機では順調に作動しただけに、原因究明が難航する懸念もある。

 日本の宇宙開発は国主導で発展してきたが、政府は法整備などで民間の参入を支援。昨年8月にキヤノン電子などが小型ロケットの開発会社を設立するなど、宇宙ビジネスへの期待が膨らむ中での失敗となった。

 世界では民間参入が相次ぎ、米国ではスペースX社が国際宇宙ステーションへの物資補給を実施。追い上げる中国も今年5月、ベンチャーが小型ロケットの初打ち上げを行っており、日本の出遅れが目立つ。

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