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【ゆうゆうLife】病と生きる 産婦人科医・宋美玄さん(42)「妊娠糖尿病」に苦戦…食事は健康と幸福感

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病と生きる 産婦人科医・宋美玄さん(42)「妊娠糖尿病」に苦戦…食事は健康と幸福感

産婦人科医の宋美玄さん(三尾郁恵撮影) 産婦人科医の宋美玄さん(三尾郁恵撮影)

 産婦人科医の宋美玄さんは35歳で長女を、39歳で長男を出産した。その妊娠生活は2回とも、妊娠の影響で高血糖になる「妊娠糖尿病」になった。食事を通じて血糖値をコントロールするのは「地味で面倒」だったが、「きちんと管理できれば怖い病気ではない」と振り返る。(聞き手 油原聡子)

                   

 産婦人科医として多くの妊娠・出産に携わってきましたが、私は35歳で初めて妊娠しました。東京に住んでいましたが、里帰り出産の予定で実家近くの兵庫県内の産院を予約しました。

 妊娠糖尿病が分かったのは、妊娠7カ月のときです。産院でスクリーニング検査を受けたら、精密検査が必要と言われました。空腹のときにブドウ糖の入った水を飲んで血糖値の変化を見る「経口ブドウ糖負荷試験」を受け、妊娠糖尿病と診断されました。

 〈妊娠中に胎盤から出るホルモンの影響で、血糖を下げるインスリンが効きにくくなり、母体が高血糖になるのが妊娠糖尿病だ。胎児が大きくなりすぎたり、赤ちゃんが低血糖になったりするなどの合併症を起こしやすくなる。高齢妊娠や肥満、糖尿病の家族歴のある人はハイリスクとされる〉

 「ああ、やっぱりな」と驚きはありませんでした。祖父が2型糖尿病でインスリンをよく打っていたんです。私も医学生のときの実習でも、糖尿病ではないものの異常な数値が出ていたので覚悟はしていました。妊娠糖尿病は妊婦の8人に1人とされ、珍しい病気ではありません。「これから食事管理だな、地味に面倒だなあ」って思いました。

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