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【探査機はやぶさ2】「人類未到の天体を探査」「本当に幸せ」 喜びに沸くJAXAチーム

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【探査機はやぶさ2】
「人類未到の天体を探査」「本当に幸せ」 喜びに沸くJAXAチーム

記者会見の前に探査機はやぶさ2(上右)と小惑星りゅうぐう(同左)の模型の前でポーズをとる、(左から)JAXAの久保田孝教授、吉川真准教授、津田雄一准教授、佐伯孝尚助教、名古屋大の渡辺誠一郎教授、東京大の杉田精司教授=27日午後、相模原市 記者会見の前に探査機はやぶさ2(上右)と小惑星りゅうぐう(同左)の模型の前でポーズをとる、(左から)JAXAの久保田孝教授、吉川真准教授、津田雄一准教授、佐伯孝尚助教、名古屋大の渡辺誠一郎教授、東京大の杉田精司教授=27日午後、相模原市

 「非常に良い状態で人類未到の天体を探査できる。これほど安定かつ高い精度で32億キロの宇宙航路を完走に導いたスタッフに、おめでとうと言いたい」

 探査機はやぶさ2のチームを統括する津田雄一プロジェクトマネージャは27日の会見で、満面の笑みを見せてこう語った。

 リュウグウに到着したのは午前9時半すぎ。到着が確認された瞬間、相模原市内にある管制室では大きな拍手が起き、約40人のチームメンバーは握手や抱擁を交わして喜び合った。

 吉川真ミッションマネージャは「とうとうここまできた。ほっとしたのが正直なところだが、いよいよ本番。たくさんのデータを取って科学の成果を挙げ、新しい技術に挑戦していく」と気を引き締めた。

 リュウグウは直径約900メートル。接近するにつれて、次第にその姿が明らかになってきた。科学観測を担当する名古屋大の渡辺誠一郎教授は「毎日新たな画像で(リュウグウが)大きくなってきて本当に幸せだった。太陽系探査で勝ち取った非常に大きな成果だ」と興奮気味に話す。

 リュウグウの表面には無数の岩塊が転がっており、大きなクレーターもある。「かなりの科学的成果を挙げられそうだ。目的地をリュウグウにして本当に良かった」と吉川氏。

 津田氏は「無傷で到着できたのは快挙だが、もっと高い壁がある。ワールドカップの優勝を目指したい」と意気込んだ。

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