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【探査機はやぶさ2】Q&A 小惑星は太陽系のタイムカプセル、探査は日本が世界をリード

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【探査機はやぶさ2】
Q&A 小惑星は太陽系のタイムカプセル、探査は日本が世界をリード

 探査機「はやぶさ2」が目的地の小惑星「リュウグウ」に到着した。探査の狙いや初代の「はやぶさ」との違いをまとめた。

Q リュウグウの特徴は

A 初代が訪れた「イトカワ」は岩石だけでできているのに対し、有機物や水が豊富に存在するとみられる。直径は推定約900メートルで、そろばんの玉のような形をしている。

Q どこにあるのか

A 現在は地球から約2・8億キロの距離にあり、地球と火星の公転軌道の間を楕円(だえん)形に回っている。

Q 名前の由来は

A 探査機で物質を持ち帰る様子が、浦島太郎が竜宮城から玉手箱を持ち帰るのに似ていることから名付けた。

Q なぜ小惑星を探査するのか

A 小惑星は約46億年前の太陽系誕生時に生まれ、当時の姿をとどめている。タイムカプセルを開けるように、探査によって太陽系の歴史をひもとく手掛かりが得られる。

Q 探査内容は初代とどう違うのか

A 初代は地表の物質だけを採取したが、今回は風化しておらず太古の状態により近い地下の物質も採取する。物質を持ち帰る工学的な技術だけでなく、生命の起源に迫る科学的な成果に重点を置いている。

Q 初代が見舞われたトラブルと今回の対策は

A 機体を加速するイオンエンジンが故障したことを受け、耐久性と性能を向上。燃料漏れを起こした姿勢制御用エンジンの配管を改良し、一時途絶した通信の機能も強化した。

Q 小惑星探査は日本の得意分野なのか

A 日本が実績で世界の先頭に立つ。ただ、米国も将来の資源利用を視野に10月から別の小惑星を探査し、はやぶさ2を大幅に上回る60グラムの物質を持ち帰る計画で、逆転されかねない。

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