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霞ケ浦をサイクリストの聖地に 「しまなみ」に対抗、3湖連携も

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霞ケ浦をサイクリストの聖地に 「しまなみ」に対抗、3湖連携も

 霞ケ浦の湖岸をサイクリングする愛好家ら=8日、茨城県土浦市  霞ケ浦の湖岸をサイクリングする愛好家ら=8日、茨城県土浦市

 日本で2番目に大きい湖として知られる霞ケ浦周辺をサイクリングで盛り上げようと、県や市町村が力を入れている。シャワーなどを備えた駅直結の拠点施設を整備したほか、同様に湖を持つ静岡、滋賀両県とも連携し、知名度向上を狙う。

 関係者は「サイクリストの聖地」として先行する瀬戸内しまなみ海道(広島、愛媛両県)を引き合いに「『西のしまなみ、東の霞ケ浦』と言われるような一大拠点にしたい」と意気込んでいる。

 霞ケ浦は県南部に位置し、最寄りのJR土浦駅まで東京から電車で約1時間。茨城、成田両空港も近く、ヨットや釣りなども盛んだ。

 県などは平成28年、湖岸の一周と鉄道の廃線跡を結んだ全長約180キロを「つくば霞ケ浦りんりんロード」と命名。高低差51メートルと起伏が少なく、初心者でも走りやすい上、自転車ごと乗船できる遊覧船の発着所もあり、多彩なルートが楽しめる。

 6月上旬、初心者の妻と神奈川県から訪れた自営業の大沢孝明さん(61)は「道が平坦(へいたん)なので話しながらゆっくり走れた」。千葉県の会社員、秋山日出夫さん(57)は「以前走った琵琶湖より水際が近くて気持ちよかった」と笑顔を見せた。

 人気の高まりを背景に、県や土浦市は3月、各地の愛好家を呼び込むため、シャワーや更衣室、レンタサイクルなどを備えた施設を土浦駅の駅ビルに開設。上階には来年秋、自転車の持ち込みが可能な客室を持つホテルも開業する予定だ。

 施設整備の一方、浜名湖のある静岡県、琵琶湖の滋賀県と「3湖」での機運醸成も模索する。愛好家の間ではそれぞれの一周を「カスイチ」「ハマイチ」「ビワイチ」と呼んでいることから、3湖走破の認定証発行などの検討を進める。

 訪日客の志向が体験型に移行していることもあり、県の担当者は「地元の祭りや果物狩りと組み合わせ、体験型サイクリング拠点として確立したい」と話している。

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