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【老舗あり】「ホテル佐勘」(仙台市太白区)伊達家が愛した名湯 奥座敷で疲れ癒やしに

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【老舗あり】
「ホテル佐勘」(仙台市太白区)伊達家が愛した名湯 奥座敷で疲れ癒やしに

赤い橋は秋保温泉街の玄関口。露天風呂からはその下を流れる名取川が臨める 赤い橋は秋保温泉街の玄関口。露天風呂からはその下を流れる名取川が臨める

 JR仙台駅から40分ほど車を走らせる。静かな山あいに「仙台の奥座敷」と呼ばれる秋保(あきう)温泉はある。奥羽山脈から注ぐ清流、名取川のほとりで「ホテル佐勘」の歴史は刻まれてきた。

 秋保温泉の歴史は古墳時代に遡(さかのぼ)る。仙台市によると最古の記録は古墳時代、欽明天皇(在位539~571年)の逸話だ。在位中に皮膚病にかかり、祈(き)祷(とう)と温泉治療を試みたが、どれも効き目がない。そこで、はるばる東北は秋保から大和へ湯を運ばせて沐(もく)浴(よく)したところ、数日のうちに全快したという。その喜びを和歌にし、「名取の御(み)湯(ゆ)」と称した。

 インフラの歴史

 平安時代になると、平家の武将だった佐藤勘三郎が秋保の温泉を管理した。初代勘三郎は壇ノ浦の戦い(1185年)で敗れて落人となり、名取川沿いに集落を作ったという。江戸時代に仙台藩が置かれると、佐藤家は秋保の湯守として上流階級のための湯浴御殿の建造を命じられた。

 藩祖・伊達政宗の時代、この御殿が火災で焼失する。だが、特別に御料材木の払い下げを受けて再建。以来歴代伊達家当主は、秋保を訪れると必ず佐藤家の湯を浴びたという。

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