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【日本再発見 たびを楽しむ】「元寇」アニメ化 地域活性化の起爆剤に~対馬(長崎県対馬市)

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【日本再発見 たびを楽しむ】
「元寇」アニメ化 地域活性化の起爆剤に~対馬(長崎県対馬市)

海中にそびえる鳥居。潮の満ち引きで変貌する。和多美(わたつみ)神社は、竜宮伝説で知られ、海の女神・豊玉姫を祭っている 海中にそびえる鳥居。潮の満ち引きで変貌する。和多美(わたつみ)神社は、竜宮伝説で知られ、海の女神・豊玉姫を祭っている

 九州と韓国の間、対馬海峡に浮かぶ離島「対馬」(長崎県対馬市)が明るいニュースに包まれている。

 漫画家、たかぎ七彦さん作で、KADOKAWAのウェブサイト「コミックウォーカー」で連載中の漫画「アンゴルモア 元寇合戦記」が7月からテレビアニメ化される。作品は文永11(1274)年、対馬を襲ったモンゴル軍に立ち向かう武士や島民を描いた歴史巨編だ。

 日本史の〝重大局面〟に向き合ってきた同島では、人口3万人超と過疎化が進む。このアニメ化を好機ととらえ、30日には市内で特別先行上映会が開催される。たかぎさんや声優が出席予定で、早々に定員300人に達した。

 島内では、宿泊施設や飲食店を中心にアニメ化を知らせるポスターが貼られ始めている。近年では、作品の舞台を熱心なファンが訪ねる「聖地巡礼」が定着しつつあり、地域活性化の起爆剤として期待される。

 長崎県による全面支援も大きい。同県では平成28年度から若手や気鋭の漫画家らを県内各地に招待し、取材してもらう「作品創作支援事業」を展開し、旅費を負担するなどしてきた。

 事業は県の魅力をアピールするのが目的で、予算規模は年間200万円前後と高額ではないが、県職員が都内の大手出版社に営業をかける努力を重ねている。たかぎさんも、28年6月に初めて対馬を訪問し、その後の作画、創作に大いに役立ったという。

 アニメは7月10日以降にTVQ九州放送、サンテレビ、TOKYO MX、BS11などで放送。県文化振興課は「長崎の離島の魅力は他に類例がない。ぜひ来てほしい」と話している。

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