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【快適生活学】口内環境改善 舌の汚れと細菌のケアも

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【快適生活学】
口内環境改善 舌の汚れと細菌のケアも

 4~10日は「歯と口の健康週間」です。実は、口内環境と全身の健康は密接に関係しています。全身の疾病予防のためにも、正しいケアで良い口内環境を保ちましょう。

 口内には、およそ600種類の細菌が存在し、歯垢(しこう)1ミリグラムには約1億の細菌が含まれるといわれています。歯のブラッシングが行き届かずに歯垢が蓄積すると、多くの細菌がたまってしまいます。また、ストレスや服薬により唾液が減少すると、細菌が増殖しやすくなることも分かっています。こうした口内環境の悪化が、歯周病や口臭など口内トラブルの原因になるのです。特に歯周病の悪化は、歯が抜け落ちたり、細菌が腫れた歯肉から血管に侵入して全身に回り糖尿病などの疾病の一因になったりすることもあります。

 このように、口内環境は全身の健康に影響するため、正しい細菌の対策が必要です。歯磨きだけでなく、食事の際によくかんで唾液を増やすことも口内細菌の管理につながります。さらに、口内に占める面積が大きい舌のケアも重要です。口腔(こうくう)ケアと聞くと、歯や歯茎への対策をイメージしがちですが、舌の上には口内細菌の多くが集まり、これが口臭の原因になります。舌の表面には舌乳頭(ぜつにゅうとう)と呼ばれる細かいヒダがあるため、細菌の塊である「舌苔(ぜったい)」がたまりやすく、落ちにくいのです。

 歯を磨くだけでは、舌苔は落とせません。だからといって、歯ブラシでごしごしとこすると舌が傷つき、味覚などに影響が出ることもあるため、舌専用のブラシやクリーナーを使いましょう。最近では、舌の汚れと細菌を洗い流す、泡状で出てくる液体ハミガキもあり、手軽に舌苔のケアができるのでおすすめです。

 正しいオーラルケアで、お口と全身の健康を維持しましょう。(花王 パーソナルヘルス研究所)=次回は7月5日掲載予定

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