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出題ミス防止へ解答例を「原則公表」 大学入試で新ルール 文科省

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出題ミス防止へ解答例を「原則公表」 大学入試で新ルール 文科省

記者会見で、大学入試のミス防止に向けた新ルールを発表する林文科相=5日午前、文科省 記者会見で、大学入試のミス防止に向けた新ルールを発表する林文科相=5日午前、文科省

 文部科学省は5日、大阪大や京都大などの入試で出題ミスが相次いだことを受け、大学入試のミス防止に向けた新ルールを盛り込んだ平成31年度大学入学者選抜実施要項を発表した。試験問題や解答を「原則公表」とすることや、作成時だけにとどまらない複数回の問題の点検などを定めており、全国の国公私立大学などに通知した。

 林芳正文部科学相は同日の閣議後会見で「今回の要項は高校や大学関係者の意見を踏まえて決定しており、各大学にはミス防止に一層取り組んでもらいたい」と述べた。同省は7月ごろ、各大学に対し来春の入試に向けたミス防止に関する意向調査も実施する。

 従来の要項では、問題や解答例の公表は「入学志願者が学習上参考にできるよう努める」と努力規定にとどまっていたが、京大などでは解答例が非公表だったためミスの発見が遅れた可能性があり、文科省は解答例の「原則公表」を新たに明記。一義的な解答が示せない記述式問題では、公表により解答までのプロセスが限定されてしまうと懸念する大学もあることから、出題意図か、複数もしくは標準的な解答例を示せばよいとした。

 新ルールでは、作問者以外の教員も含め試験実施中や実施後にもチェックを求めたほか、学長のリーダーシップの下、入試担当の理事や副学長が中心となって、大学全体でミスの防止や対応に努めるなど、入試に関するガバナンス体制の構築を促した。昨年の入試でミスがあった京都大は「(解答例を)公表しない基本姿勢は変わらないが、ルールの中身を検討したい」としている。

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