産経ニュース

【甲信越うまいもん巡り】ぶっこみ 麺+好き勝手な野菜=この上ない食感 長野市「信州むしくらの宿 やきもち家」

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【甲信越うまいもん巡り】
ぶっこみ 麺+好き勝手な野菜=この上ない食感 長野市「信州むしくらの宿 やきもち家」

厨房を担当する大内正枝さんは、雪平鍋に入った野菜などが「しんなりした頃合い」を見計らって、湯がいた麺を入れる 厨房を担当する大内正枝さんは、雪平鍋に入った野菜などが「しんなりした頃合い」を見計らって、湯がいた麺を入れる

 長野市西部の旧中条村の辺りはかつて、松代・真田藩の領地で、その地から西方に位置していたから、西山地区と呼び習わされている。山々に囲まれ、雪も多く、稲作よりも小麦の栽培に適していて、いわゆる「粉もの」の食文化が発達した。

 小麦粉を手でこねて、空気を抜いて粘りを強くすると腰のある麺ができ、季節の野菜と煮込んで食する。名前の由来は、麺といろんな野菜を「ぶっこんだ」という、その料理法にあるとされている。

 カツオやコンブなどでとっただしは、一般家庭のそれよりいくらか濃いめ。お湯と絡めてスープをつくり、いい案配を見計らって、厳選した信州みそと野菜、油揚げと豚肉のバラを投入する。山崎勝幸副支配人の話だと、「野菜がしんなりした頃合い」が、麺を入れるタイミングなのだそうだ。ふっくらとしたらできあがり。

 湯気が鍋から立ち上る。使われている野菜は、キャベツ、大根、カボチャなど5種類ほど。白茶色をしたスープに黄緑色やだいだい色の野菜が鮮やかに盛られスープと同系色の麺がその間を縫うように走っている。

 まずは杓子(しゃくし)でスープをすすってみる。口中に何ともいえない甘みが広がり、感無量。今度は麺と野菜を皿いっぱいに取って、口に運ぶ。モッチリとした麺とシャキシャキとした野菜が絶妙この上ない食感をもたらしてくれる。

 山崎さんによれば、「『ぶっこみにはこれを入れなければいけない』というしきたりなんかありません」とのこと。それはそうだろう。なにせ名前の由来が好き勝手に野菜をぶっこんだことにあるのだから。しきたりがあったとしても、家庭ごとに千差万別であってよい。

続きを読む

「産経 日本を楽しむプロジェクト」SNSアカウント

公式SNSアカウント

Facebook Twitter

このニュースの写真

  • ぶっこみ 麺+好き勝手な野菜=この上ない食感 長野市「信州むしくらの宿 やきもち家」
  • ぶっこみ 麺+好き勝手な野菜=この上ない食感 長野市「信州むしくらの宿 やきもち家」

「ライフ」のランキング