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【ゆうゆうLife】家族がいてもいなくても(548) ささいな仕事こなして暮らす

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【ゆうゆうLife】
家族がいてもいなくても(548) ささいな仕事こなして暮らす

 那須に来たら、生活のリズムが変わり、今や日が昇るとともに目覚め、日が落ちるとともに眠くなる。

 どうも体のスイッチが、自動的に切り替わってしまったらしい。

 夜の7時頃、食堂で夕食を終え、自分の家へ向かって、坂を上っていく頃、空には月がかかっている。 

 あたりは、すでに夜の静寂の中にあり、家に戻ったら、「1日が終了」という気分になる。こうなると、どんなに「締め切りが迫っているのだから」と頑張っても、もう仕事はできない。

 お風呂に入り、歯を磨き、目覚ましもかけず、8時過ぎには、寝床に入っている。

 最初の頃は、本を読んだり、テレビを見たりもしていたのだけれど、最近はそれも無理。いったん入ったスイッチが戻せない。

 まどろみの中で、私は、一応、今日のことを考える。続いて、明日のなすべきことも考える。けれど、さらにその先のことにいこうとしても、時すでに遅し。すでに眠りに落ちている。

 おかげで、思い煩う「ゆとり」というものがない。

 そして、眠り終えると自然に目覚める。寝室のカーテンを開くと、夜の明ける寸前の薄明の空に迎えられるのだ。

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