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「ゲームのような街」トルコの映画作家が東京舞台の新作を撮る理由

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「ゲームのような街」トルコの映画作家が東京舞台の新作を撮る理由

「トーキョーアーツアンドスペース本郷」に「IGUANA TOKYO Prologue」を展示しているカアン・ミュジデジ監督(藤井克郎撮影) 「トーキョーアーツアンドスペース本郷」に「IGUANA TOKYO Prologue」を展示しているカアン・ミュジデジ監督(藤井克郎撮影)

 来日のリップサービスで「ぜひ日本でも映画を撮りたい」と口にする海外の映画人は多い。でもこの人は、本当に次回作を日本で撮影しようと準備を進めている。トルコのカアン・ミュジデジ監督(37)は、長編デビュー作の「シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語」(2014年)でベネチア国際映画祭の審査員特別賞を受賞するなど、世界でも注目の若手映画作家の一人だ。

映画に先立ちオブジェ

 平成27年に来日したときに取材したが、次は日本で撮ると大まじめに話していた。「例えば日本の家とか人間関係とか夜の光とか、そういったものが次の作品にぴったり合うんじゃないかと思った」と丁寧に理由を語ってくれたことが印象に残っている。

 それから3年。東京・本郷のアート施設「トーキョーアーツアンドスペース本郷」に、ミュジデジ監督の姿があった。4月から始まった「レジデンス2018成果発表展」の第1期の出品者の1人として、「IGUANA TOKYO Prologue」という作品を展示していたのだ。

 普段とは異なる環境に身を置く「レジデンス滞在」の経験から生まれた作品の展示会で、ミュジデジ監督の作品の芸術性は、アートに造詣が深くない身には何とも難解なものだった。

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