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【世界のガイド便り】イタリア・トリノ 創業200年の老舗バール

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イタリア・トリノ 創業200年の老舗バール

カフェ・サンカルロの店内 カフェ・サンカルロの店内

 伊・トリノにある創業およそ200年の「カフェ・サンカルロ」。お城の一室といった雰囲気の、優雅で気品漂う老舗バール(喫茶店)です。「トリノの応接間」と呼ばれるサン・カルロ広場に面しており、その昔、イタリア統一運動の際は愛国者たちが集まっていたとか。その後は学者や作家、ジャーナリスト、芸術家らのサロンとして存在感を放ち、現在も多くの人でにぎわっています。

 店内に一歩足を踏み入れると、その優雅さに感嘆の吐息がもれますが、装飾の美しさ以外に、ぜひ味わってほしいのがトリノ名物「ビチェリン」。カフェ(エスプレッソ)とチョコレートにチーズのような濃厚なミルクが3層になった甘い飲み物で、2001年にピエモンテ州の伝統飲料に指定された歴史ある飲み物です。美食家としても知られるフランスの有名作家、アレクサンドル・デュマ・ペールが初めてビチェリンを味わったのも、まさにここ「カフェ・サンカルロ」と言われています。

 ビチェリンはバールによって味に個性がありますが、この店のビチェリンには生クリームがたっぷりトッピングされています。歩き疲れた旅の疲れがふっと和らぐ甘さです。

 さらに、このお店でおすすめしたいのがランチ。パスタやリゾット、肉料理などの味も本格派です。バールのテイストも忘れず、サンドイッチも数種類用意されています。優雅な店内でのランチ休憩は、気分を安らげ、盛り上げてもくれます。

 「カフェ・サンカルロ」は町の中心に位置しています。トリノ旅行の拠点として、日に何度か立ち寄ってもいいかもしれませんね。=おわり

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