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【健康カフェ】(126)医療費 11カ国で比較、日本は?

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【健康カフェ】
(126)医療費 11カ国で比較、日本は?

 糖尿病で通院する60代男性は、長らく米国で暮らしていました。米国でも糖尿病の治療を受けていましたが、帰国後に日本で治療を受けるようになり、「日本の医療はきめ細かいわりに値段が安い」と話していました。

 医療制度は国によって違うため、同じ医療を受けてもかかる費用はさまざまです。米国や日本、カナダなど高所得の11カ国の医療を比べた研究結果が3月、米国の医学雑誌に発表されました。

 これによると、米国は他の国に比べ国内総生産(GDP)に占める医療費の割合が最も高く、個人が払う医療費も最も高いという結果でした。これは、磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)の検査を受ける回数が多く、検査や手術にかかる費用や医師の給料が高いことも関係しているようです。また、周産期や乳幼児の死亡率が高く、平均寿命は11カ国中最短という結果でした。米国人は医療の現状に満足している人が少なく、多くの人が変化を望んでいるそうです。

 この報告からは、日本の医療の特徴も見えてきます。まず、日本の医療費は他国に比べ高くはなく、GDPに占める割合は11カ国の中間に位置していました。また、MRIやCTの数は11カ国中で最も多く、受ける件数は米国に次ぐ多さです。周産期や乳幼児の死亡率は低く、平均寿命は11カ国中で最長です。

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