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【万象】直径1000キロ 巨大台風のメカニズムを画像化で探る

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【万象】
直径1000キロ 巨大台風のメカニズムを画像化で探る

模擬解析で再現した2012年の台風15号(理化学研究所提供) 模擬解析で再現した2012年の台風15号(理化学研究所提供)

 台風は直径1000キロにも及ぶ巨大な渦だ。熱帯の海上で発生した多数の積乱雲が次々とドーナツ状に集まり、勢力を増していく。成長過程は暴風雨のため観測困難だが、全地球規模の模擬解析で詳細に再現できるようになってきた。

 画像は2012年に九州などを襲った台風15号を再現したもの。大気を一辺870メートルの細かい格子に分割し、当初の気象条件を当てはめて6時間後の様子を計算した。一つ一つの積乱雲がはっきり見えるほど精緻で、台風の内部では積乱雲が高く育ちやすいことなどを確認できた。発生メカニズムの理解が進み、予測の飛躍的な高度化や被害の軽減につながりそうだ。(壽)

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