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【平成30年史 デジタルが変えた文化(6)】ファッション(下)憧れより自分らしく楽しむ

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【平成30年史 デジタルが変えた文化(6)】
ファッション(下)憧れより自分らしく楽しむ

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 9年に日本法人を設立したスペイン発のファストファッションブランド「ZARA(ザラ)」では、国内約100店舗に週2回新商品が投入される。ザラを展開するアパレルグループ全体で生産される商品点数は1年間に13億点だ。

 ファストファッションの台頭は、おしゃれのかじ取りを消費者の手に委ねる流れを加速させた。手頃な服から、自分の好きなものだけを選べばいい。

 通信販売大手の千趣会が運営する「ベルメゾン生活スタイル研究所」が28年に20~60代の女性を対象に行った調査では、購入したブランドで最も多かったのが「ユニクロ」。次いで「GU」「無印良品」と手頃な価格のファッションブランドが並んだ。洋服を購入するときに「流行より好みを重視する」と答えた人は9割近かった。

 ファッションはもう、あこがれの存在ではない。ファッションジャーナリストの宮田理江は言う。「昔はおしゃれをしようと、収入を超えてブランドものを買う人もいた。今は、安くて良いものが増え、誰もが無理せず、自分らしいおしゃれを楽しめる。ファッションの民主化が進んだ」

 それは、成熟化と呼んでもいいのかもしれない。(敬称略)

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