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CT被曝低減へ 放射線量記録を義務化 「発がん性」負の側面に焦点 画質と身体への影響の双方考慮

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CT被曝低減へ 放射線量記録を義務化 「発がん性」負の側面に焦点 画質と身体への影響の双方考慮

 厚生労働省の有識者検討会がまとめた医療放射線の安全管理に関する報告書案の全容が13日、分かった。実態を把握し、患者の被曝(ひばく)を低減させるため、線量の記録を各医療機関に義務付けるのが柱だ。医療被曝の中で最も多いのはコンピューター断層撮影(CT)検査で、CTは医療に多大な貢献をしているが、被曝には発がん性があるとの指摘もあり、報告書案は負の側面に焦点を当てた。

 報告書案は(1)被曝線量の記録(2)患者がCTなど必要な検査を受けないという判断を行うことがないよう適切な説明(3)医療従事者への研修(4)被曝線量が極端に高くならないよう目安となる数値「診断参考レベル」の導入-を義務付けるよう求めた。医療法の省令を改正して報告書案の内容を反映させる。

 患者への被曝線量の記録提供については「患者が別の医療機関で受診する際に活用できるよう、提供すべきではないか」と記し、義務化は求めないことにする。

 厚労省によると、日本では広島、長崎での原爆投下から、被曝の実態を知ることに抵抗感を抱く患者もいるという。このため、患者に線量の記録を提供するかどうかは、医師が患者の様子を見ながら判断することになるという。

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