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【編集者のおすすめ】女子学生からの指摘に著者絶句 『未来の呪縛 日本は人口減から脱出できるか』

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女子学生からの指摘に著者絶句 『未来の呪縛 日本は人口減から脱出できるか』

 著者のベストセラー『未来の年表』は、少子高齢化が進む日本の未来図を示した。一方、本書では人口という観点から、なぜ日本の少子化はかくも深刻な状況となったのかを分析して、具体的な解決策を提言した。2冊合わせて、日本の人口問題の大きな見取り図が示されたといえよう。

 2017年の出生数は94万人ほどにとどまり、2年連続で100万人割れである。戦後、わずか70年ほどで3分の1になった計算だ。少子化は文明の成熟が原因だろうか? なぜ日本だけが、アメリカ、オーストラリア、イタリア、韓国など他の先進国と比べて、人口減が圧倒的なのか?

 ある時、河合さんは大学の教壇で女子学生から「大人たちは、なぜここまで状況が悪化する前に手を打たなかったのですか」という疑問を投げかけられ、返す言葉が見つからなかったという。本書の問いはここから始まる。残念ながら日本の少子化は止まらない。さらに河合さんは「少子化とは単に出生数が減ることだけではなく、子供がいないことを前提として社会を作り上げてしまうことでもある」と警鐘をならす。私たちはいま、そんな社会を生きている。

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