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日本の児童文学に高まる評価 「アンデルセン賞」相次ぎ受賞 国内市場も話題書続々 

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日本の児童文学に高まる評価 「アンデルセン賞」相次ぎ受賞 国内市場も話題書続々 

 日本の児童書に、国内外から熱い視線が注がれている。「児童文学のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞の作家賞をこの5年で2人が受賞するなど、日本作品の存在感が国際的に向上。国内では、深刻化する出版不況と少子化という逆風にさらされながらも市場は堅調だ。好調の背景には何があるのか。

 (海老沢類、本間英士)

 国際アンデルセン賞の作家賞は、1956年から2年に1度贈られている。日本人受賞者は、童謡「ぞうさん」の作詞で知られるまど・みちおさん(94年)1人にとどまっていたが、2014年に「守り人」シリーズの上橋菜穂子さん(55)が、今年は「魔女の宅急便」の角野栄子さんが相次いで射止めた。推薦を行う日本国際児童図書評議会(JBBY)会長で、翻訳家のさくまゆみこさんは、「2人とも実力と独自の世界観を持ち、作品に普遍性がある点が評価されたのでは」と推測する。

 日本作品に共通するのが心情描写の細かさや装丁の良さだ。ただ、国際市場では欧米系言語が主流で、存在感はそれほど高くなかった。このため、JBBYは優れた作品を紹介する冊子を海外で配布するなど情報発信を強化。優秀な翻訳家らに認知を広げた。

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