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看護職8割「辞めたい」 岩手医労連調査 人手不足が慢性化

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看護職8割「辞めたい」 岩手医労連調査 人手不足が慢性化

 県内の看護師などが加盟している県医療労働組合連合会が実施したアンケート結果から、人手不足で仕事量が多く、満足に休暇が取れないことなどを理由に、約8割の看護職員が「仕事を辞めたい」と思っていることが明らかになった。

 アンケートは、昨年5~7月、看護師や准看護師、保健師、助産師計3265人を対象に実施。1826人から回答があった。

 結果によると、「仕事を辞めたいと思うことがあるか」との問いには、「いつも思う」が28・7%、「時々思う」が52・3%で、合わせて81%。全国平均より6・1ポイント高かった。

 辞めたいと思う主な理由(3つまで)は、「人手不足で仕事がきつい」が49%で最多。

 「思うように休暇が取れない」43・2%、「夜勤がつらい」32・9%と続いた。いずれも全国平均を上回っている。

 1年前に比べた仕事量については、「大幅に」「若干」を合わせると62・6%で、慢性疲労は81・1%が訴えていた。

 その結果、看護職のやりがいにつながる十分な看護が「できている」は14・5%にとどまり、「できていない」は54・7%。3年間のうちにミスやニアミスを起こしたことが「ある」は87・2%に上り、医療・看護事故が起こる大きな原因では「慢性的な人手不足による忙しさ」が82・5%と突出している。

 厳しい環境での仕事を強いられている実態が浮き彫りとなったことに、県医労連は「看護職員の過重労働の軽減と夜勤改善が必要」と主張。

 夜勤の月8日以内▽日勤は患者4人に対し1人以上▽夜間は患者10人に対し1人以上-の環境実現を、国などに求めていくとしている。

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