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発達障害の子供たちに「そらいろプロジェクト」 気持ちよく調髪する工夫

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発達障害の子供たちに「そらいろプロジェクト」 気持ちよく調髪する工夫

セミナーで講演する赤松隆滋さん セミナーで講演する赤松隆滋さん

 髪を切る-そんな当たり前のように思えることが、感覚が過敏な発達障害の子供にとっては大きな“挑戦”になる。これまで2千人を超す発達障害の子供の髪をカットしてきた京都市伏見区の理美容師でNPO法人「そらいろプロジェクト京都」理事長の赤松隆滋さんは、工夫を重ねた手法「スマイルカット」を全国に広める活動をスタートさせている。東京・池袋で、理美容師ら約100人を対象にセミナーを開催した。

 ◆感覚過敏でパニック

 赤松さんはセミナーで、発達障害がどんなものかを知らずに初めて担当した8歳児の苦い体験について語った。何とか無事にカットできたので、最後にうぶ毛を刈ろうとバリカンのスイッチを入れたとたん、子供は泣き叫んで走り回ったという。「バリカンやドライヤーはダメだとお母さんから聞いていたのに、甘く見ていた。初めて子供のパニックを見て、その夜は後悔の気持ちで眠れませんでした」と振り返る。

 セミナーで「発達障害の子供は、じっと座ること自体がまず困難」と指摘したのは、自ら発達障害で発達障害支援グループ「アンバランス」の代表理事を務める元村祐子さん。「感覚過敏であることが多く、首に巻くカットクロスはかゆくてたまらないし、ドライヤーやバリカンの音は爆音のように感じる」と話す。

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