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【がん電話相談から】小細胞肺がん術後、骨転移で化学療法は?

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【がん電話相談から】
小細胞肺がん術後、骨転移で化学療法は?

 Q 67歳の夫は1年前、肺がんのため胸腔鏡(きょうくうきょう)下で左下葉切除術を行いました。病理診断の結果、小細胞がんで胸腺、リンパ節に転移がありました。術後化学療法「シスプラチン+エトポシド」4コースと、放射線療法30回を実施。その後、経過観察していましたが、4カ月前から腫瘍マーカーが上昇。CT(コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像装置)検査で調べたところ、胸椎に骨転移していたため、前回と同じ「シスプラチン+エトポシド」を始めたところです。治療効果はどのように判断するのですか。効果がなかった場合は?

 A 肺がんは、非小細胞がんと小細胞がんに大別され、小細胞がんは転移を起こしやすいことが知られています。「シスプラチン+エトポシド」は、小細胞がんの標準的な治療です。今回の骨転移にあたり、初回治療から半年以上経過していれば、同じ化学療法を行うのは一般的な選択です。初回は再発リスク抑制のため予防的に実施しましたが、今回は治癒を目指すものではなく、がんが一時的に小さくなること、進行を遅らせることが目的となります。

 一般的にはCTなどの画像から腫瘍が縮小しているかどうか判断しますが、骨転移の場合、CT画像では分かりません。腫瘍マーカー上昇などを目安に判断することになります。4コースの治療後は経過観察して、がんが再燃した場合は別の薬で化学療法を行うことになるでしょう。今後、骨の痛みなどが出てくれば、症状緩和のため放射線照射も選択となります。

 Q 一般的な化学療法以外に治療はありますか。

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