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【手帖】『詩とファンタジー』37号発売

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【手帖】
『詩とファンタジー』37号発売

投稿誌「詩とファンタジー」37号(かまくら春秋社提供)  投稿誌「詩とファンタジー」37号(かまくら春秋社提供) 

 「アンパンマン」の生みの親、やなせたかしさんの責任編集で創刊し、没後も投稿詩とイラストレーションを掲載してきた『詩とファンタジー』37号(かまくら春秋社・1000円+税)が刊行された。

 今号の特集は、同誌の「10年の軌跡」。やなせさんは、30年にわたって詩人や画家に活躍の場を作った『詩とメルヘン』(サンリオ)が平成15年に休刊後、19年に同誌を創刊。発行人の伊藤玄二郎氏(74)によると、やなせさんは生前、多くの子供が自死する殺伐とした世を嘆き、必要なのは叙情の復活だと力説していたという。

 特集は、その原点を確認しようと1、2号の巻頭詩を再掲。「すべてはここからはじまった」と題し、詩や絵を再録した。その一つ、北朝鮮の国営放送、兵士の行進と自国首相をけなす日本のメディアの風潮を描写し、〈どうすりゃいいのさこの私/ところであなたは…?〉。幾多もの詩が、読み手への問いかけで結ばれている。児童書刊行で“軟”の印象が強いが、詩は硬軟を織り交ぜ、「先生は先見の明があった」と山本太平前編集長(42)は追想する。

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