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【第30期女流名人戦】挑戦者決定戦(上) 初挑戦かかる井澤が安全策

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【第30期女流名人戦】
挑戦者決定戦(上) 初挑戦かかる井澤が安全策

井澤秋乃四段 井澤秋乃四段

 黒 四 段 井澤 秋乃

 白 六 段 矢代久美子

 【1~101】持ち時間各3時間

 先番(黒)6目半コミ出し

 大波乱となった本戦トーナメントの挑戦者決定戦(2月1日)に勝ち上がったのは、矢代久美子六段(41)と井澤秋乃四段(39)だった。失礼を承知で言わせてもらえば、この組み合わせ予想は相当な万馬券といえるだろう。

 元女流本因坊の矢代六段にとって女流名人戦は、第16期で決勝に進んで以来のチャンス到来。一方の井澤四段は、女流棋聖戦と女流本因坊戦で挑戦者決定戦を経験しており、今回が3度目の正直なるかであった。

 右上、白6のカカリに黒7と二間高バサミすれば、白8から12までは定番定石。ここですぐに黒13と迫ったが、左下の黒19カカリなら普通だった。黒17まで好形で上辺を占めたが、白16に石がきたため、白29ヒキの狙いが威力を増した。

 左下の折衝で黒23のツケから27までと治まったのは、井澤四段の穏やかな棋風が表れたといえよう。しかし本局解説者の釼持丈八段は「石が下に行くのは変調でしょう」と疑問視し、参考図、黒1の押しから9のカケまでの躍動感ある作戦を示した。「右辺の黒模様とも関連させて、碁盤を大きく使いたい」と力説した。

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