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作家、橋本治さんが「草薙の剣」で問う漂流する日本人の心の実相

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作家、橋本治さんが「草薙の剣」で問う漂流する日本人の心の実相

「文句があるかもしれない世の中を、とりあえず丸ごと抱きしめてみようか、って感じで書いている」と話す作家の橋本治さん(海老沢類撮影) 「文句があるかもしれない世の中を、とりあえず丸ごと抱きしめてみようか、って感じで書いている」と話す作家の橋本治さん(海老沢類撮影)

 平成という時代の終わりが迫るなか、現代日本人の歩みを見つめ直す本が相次ぎ刊行されている。作家、橋本治さん(70)の新刊「草薙(くさなぎ)の剣(つるぎ)」(新潮社)もその1つ。昭和から平成に至る100年を、ごく普通の人々の群像を通して描く異色の長編小説だ。時代の渦に巻き込まれ、漂流していく日本人の心の実相が浮かんでくる。

「作家としての責任」

 「私たちは今、どういうところにいるんだろう? って。それを書くのは、小説を書いている人間にとっての責任のひとつかもしれないな、ってふっと思ったんですね」と橋本さんは言う。

 12歳の凡生(なみお)

 22歳の凪生(なぎお)

 32歳の夢生(ゆめお)

 42歳の常生(つねお)

 52歳の豊生(とよお)

 62歳の昭生(あきお)

 世相に重ね、彼らが歩んだ人生をその両親や祖父母の時代までさかのぼりながら紡ぐ。

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