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「虫がはい回る感覚」アルコール依存症から脱した男性 「他者とつながり…」仲間に支えられ社会復帰 

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「虫がはい回る感覚」アルコール依存症から脱した男性 「他者とつながり…」仲間に支えられ社会復帰 

 長期にわたって大量の酒を飲み続け、自分で飲酒量のコントロールが利かなくなるアルコール依存症が、改めて注目を集めている。飲酒のトラブルをめぐっては、人気グループ「TOKIO」の山口達也さん(46)が自宅で酩酊(めいてい)状態になって知人の女子高校生を呼び出し、無理やりキスするなどしたとして強制わいせつ容疑で書類送検され、1日に起訴猶予処分となった。どうすれば依存症から抜け出せるのか。(三宅陽子)

 「自身の体で虫がはい回る感覚に襲われたこともあった」。新潟県で会社勤めをする月乃光司さん(53)はアルコール依存症に陥り、長く苦しんだ経験を持つ。依存症から脱出した今では政府の有識者会議の委員にもなり、教訓を発信する立場になった。

 飲酒を始めたのは30年以上前。関東で1人暮らしを始めた大学生の頃だ。容姿へのコンプレックスなどから、やがてひきこもる生活が始まり、アルコールに手を出した。

 大学は2年で中退。雑誌への投稿がきっかけで漫画やイラスト描きの内職を始めた。仕事で人と会わなければいけない時は、病院から処方された精神安定剤などとともに飲酒。飲むと緊張感から解放され、わずかな社交性を持つことができた。だが、徐々に飲酒量は増え、仕事は手につかなくなった。

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