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カミツキガメ年間1429匹捕獲 それでも目標届かず 千葉県、わな倍増へ

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カミツキガメ年間1429匹捕獲 それでも目標届かず 千葉県、わな倍増へ

カミツキガメの剥製と捕獲用の「もんどりわな」を使って捕獲方法の実演を行う千葉県の担当者=2日、県庁(永田岳彦撮影) カミツキガメの剥製と捕獲用の「もんどりわな」を使って捕獲方法の実演を行う千葉県の担当者=2日、県庁(永田岳彦撮影)

 千葉県は2日、印旛沼周辺(佐倉、印西両市など)で増え続けている特定外来生物のカミツキガメについて、駆除のため平成29年度に捕獲した頭数は目標の2500匹を下回る1429匹だったと発表した。県は29~31年度に毎年2500匹を駆除する目標を掲げており、捕獲のためのわなを29年度当初の400基から倍以上の1100基に増やすなどして、目標達成を目指すとしている。

 県生物多様性センターによると、29年度は、初めて策定されたカミツキガメ駆除の基本計画に基づく捕獲を実施。ただ、わなの調達がカメの活動期(5~9月)に間に合わず、当初400基のわなが倍の800基になったのはカメが越冬で動かなくなる29年度末で、このことが捕獲頭数にも響いたという。

 一方、29年度はわなの餌として従来のサバに加えてウシガエルやアメリカザリガニなどの外来生物も使用し、カミツキガメの捕獲に成功した。同センターではこうした外来生物を使ってカミツキガメが駆除できれば“一石二鳥”の効果が期待できるとしている。

 県は今後はわなを等間隔ではなく、捕獲実績を踏まえて設置したり、水中のわなを引き上げる回数を年間約250回から300回に増やすなどして同沼周辺のカミツキガメの根絶に必要とされる年2500匹の捕獲を目指す方針だ。

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