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【原発最前線】格納容器の底を埋め尽くす堆積物…福島2号機の解析写真が公表

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【原発最前線】
格納容器の底を埋め尽くす堆積物…福島2号機の解析写真が公表

東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、作業用足場と圧力容器下部が写った映像(画像処理・提供=国際廃炉研究開発機構) 東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、作業用足場と圧力容器下部が写った映像(画像処理・提供=国際廃炉研究開発機構)

 原子炉格納容器の底は、溶融核燃料(デブリ)を含むとみられる茶色い堆積物で埋め尽くされていた。東京電力は4月26日、福島第1原発2号機で1月に行った内部調査の結果を解析、鮮明化した画像を公開した。堆積物は高い場所で70センチを超え、周囲より高く積もっている場所が複数あることから、東電などは「デブリの落下経路が一カ所ではなく、複数ある可能性が高くなった」としている。

3カ月かけ解析

 調査は1月19日に実施。格納容器の貫通部から約13メートルのカメラ付きガイドパイプを内部に投入し、圧力容器の直下にある作業用足場の脱落場所から、先端のカメラをケーブルでつり下ろして底部を撮影した。同日夜の発表では、燃料集合体のハンドルの一部が落下している様子が確認され、その周囲に広がっている小石状の物体をデブリとほぼ断定していた。

 国際廃炉研究開発機構などは、この調査で得られた画像を3カ月かけて分析し、細部をクリアにするとともに、全体を見渡せる画像を作成した。画像からは、小石状や粘土状に見える堆積物が、底部全体に広がっていることが確認できる。また、ハンドルに刻印された文字のうち最初の「F2XN」の4文字が解析により特定。Fは福島、2は2号機、Xは購入時期、Nは購入先の略称だという。これに続く通し番号が確認できれば、落下した燃料集合体の圧力容器内での位置が特定できたが、これ以上の判読はできなかったという。

新たな落下物も

 堆積物の高さは、格納容器底部にある設備との比較で推定された。底部には壁に沿ってドーナツ状に「ケーブルトレイ」が設置され、中にケーブル類が収納されているが、このトレイの高さが約70センチ。画像ではケーブルトレイと周辺の堆積物との段差がはっきり確認できない部分があり、東電は「この部分で堆積物が70センチを超える可能性がある」と説明した。

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