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【わがまち文化遺産】名刀・山姥切国広の来歴に一石投じる家康からの書状 長林寺蔵「徳川家康書状」 栃木・足利

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【わがまち文化遺産】
名刀・山姥切国広の来歴に一石投じる家康からの書状 長林寺蔵「徳川家康書状」 栃木・足利

 若い女性の間での空前の刀剣ブームを受け、戦国時代の足利領主・長尾顕長(あきなが)と刀工・堀川国広の関係がクローズアップされている。特に注目されるのが、顕長の依頼で国広が鍛えた名刀「山姥切(やまんばぎり)国広」だ。

 昨年春、栃木県足利市で20年ぶりに一般公開され、ファン約4万人が殺到。長尾家の菩提(ぼだい)寺である長林寺にも御朱印帳を手にした女性が列をなし、白金昭文住職(80)は「連日、朝から夕方まで対応に追われた経験は初めてだった」と振り返る。

 寺に眠る秘宝が「徳川家康書状 長尾顕長宛(長尾文書)」で、名刀の来歴に一石を投じる可能性を秘める。長尾家に長く秘蔵され、約20年前、子孫が「後世に長く伝えてほしい」と寺に寄進した。

 書状は、顕長が家康の江戸城入城を祝う書簡や贈答品を贈ったことに対する家康の礼状で、日付は天正18(1590)年8月28日。小田原開城は同年7月5日で、北条方だった顕長は敗者の立場に立ったが、早々に天下統一を果たした豊臣秀吉側の有力大名の家康に恭順の意を示し、家康も了解したと解釈されている。

 その贈答品の一つとして、馬、白鷹とともに「太刀一腰」が記されている。「顕長にとって最も大切な刀を贈ったはず」(白金住職)で、山姥切国広の可能性を示唆する。

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