産経ニュース

【世界文化賞30年】芸術の多様性を見つめて 受賞者は計29カ国148人…その舞台裏は

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【世界文化賞30年】
芸術の多様性を見つめて 受賞者は計29カ国148人…その舞台裏は

米中枢同時テロの翌年、パリ・ベルサイユ宮殿「鏡の回廊」で行われた第14回受賞者発表式典に臨む受賞者ら=2002年9月 米中枢同時テロの翌年、パリ・ベルサイユ宮殿「鏡の回廊」で行われた第14回受賞者発表式典に臨む受賞者ら=2002年9月

 優れた芸術の世界的な創造者たちを顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)が今年、30回の節目を迎える。過去29回で受賞者は計29カ国の148人。賞はどんな理念で創設され、いかにして世界に浸透していったのか。平成の幕開けとともに産声をあげた賞の歩みからは、時代の潮流や芸術の持つ力も見えてくる。(渋沢和彦、海老沢類)

文化国家へ

 「この世界文化賞は、日本が経済分野だけでなく、文化・芸術の分野でも主要な役割を果たせることを示すものだ。文化芸術分野のノーベル賞に育てたい」

 1989年9月15日、米ニューヨークのマンハッタン中心部にあるロックフェラーセンター。約230人が集(つど)った第1回世界文化賞の受賞者発表の席上、同賞国際顧問だったデイビッド・ロックフェラー氏=ニューヨーク近代美術館理事長(当時)=はそう語り、喝采を浴びた。「芸術文化のノーベル賞」という呼称はその後、着実に浸透していく。

続きを読む

このニュースの写真

  • 芸術の多様性を見つめて 受賞者は計29カ国148人…その舞台裏は
  • 芸術の多様性を見つめて 受賞者は計29カ国148人…その舞台裏は

「ライフ」のランキング