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【日本再発見 たびを楽しむ】かつての要塞でタイムスリップ気分~猿島(神奈川県横須賀市)

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【日本再発見 たびを楽しむ】
かつての要塞でタイムスリップ気分~猿島(神奈川県横須賀市)

要塞とともに手つかずの自然が残る。右は愛のトンネル=神奈川県横須賀市の猿島 要塞とともに手つかずの自然が残る。右は愛のトンネル=神奈川県横須賀市の猿島

 軍港としての長い歴史を持つ神奈川県横須賀市の沖合に浮かぶ「猿島」は、東京湾唯一の無人島だ。幕末から第二次世界大戦の終戦にかけて要塞としての役割を担ったが、今ではレジャースポットとして年間約18万人が訪れている。

 1周約1・6キロの島内部には、れんが造りの弾薬庫や兵舎などの戦跡が残り、ちょっとしたタイムスリップ気分も味わえる。平成27年に国史跡に指定され、同島へは記念艦「三笠」をのぞむ三笠桟橋から定期船に乗り約10分で到着する。

 猿島公園専門ガイド協会の生駒博之さん(71)の案内で島内を散策した。手つかずの大自然は魅力的。弾薬庫に入ると、壁一面にスプレーで書かれた落書きが…。「いわゆる“団塊の世代”が若い頃に書き残したものです」と生駒さん。終戦後の〝自由の象徴〟として現存させていると教えてくれた。散策ルートは往復約1時間。標高40メートルの猿島最高地点・展望台広場からは横浜、横須賀の町並みが一望でき、天気がよければ富士山が見えることもあるという。

 猿島の帰りに記念艦「三笠」の見学もお勧めだ。三笠は明治35年にイギリスで建造され、38年にロシアのバルチック艦隊を壊滅させた日本海海戦に連合艦隊旗艦として参戦するなど、東郷平八郎連合艦隊司令長官が指揮した最新鋭の戦艦だった。春爛漫(らんまん)、穏やかな海風にあたりながら横須賀の歴史を満喫する旅に出かけてみては。

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