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【正論5月号】眞子さまを悩ませるマスコミ こんな「開かれた皇室」でいいのか 文芸評論家 富岡幸一郎

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【正論5月号】
眞子さまを悩ませるマスコミ こんな「開かれた皇室」でいいのか 文芸評論家 富岡幸一郎

「歌会始の儀」に出席された秋篠宮家の長女眞子さま=1月12日午前11時32分、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影) 「歌会始の儀」に出席された秋篠宮家の長女眞子さま=1月12日午前11時32分、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

※この記事は、月刊「正論5月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

 本年の二月七日、新聞各紙はいっせいに秋篠宮家の長女眞子様と、国際基督教大学の同級生で法律事務所勤務の小室圭氏のご結婚の延期を宮内庁が発表したことを大きく報道した。

 三月四日に「納采の儀」(一般の結納にあたる)、十一月四日に結婚式が予定されていたにも関わらず、この突然の“延期”は青天の霹靂で衝撃をもたらした。

 眞子様がご自身の「お気持ち」を記された文章をこう記して公にした。

《私たちは、今まで結婚に関わる様々な行事や結婚後の生活にむけて、二人で話し合い、それぞれの親や関係する方々と相談しながら準備を進めてまいりました。しかし、その過程で、現在予定している秋までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間的な余裕がないことを認識するようになりました。(中略)私は、結婚に関わる諸行事を延期したい旨、天皇皇后両陛下にご報告申し上げました。両陛下は、私たち二人の気持ちを尊重してくださいました》(「産経新聞」三月七日)

 結婚延期は「私たち二人」の合意であり、理由は準備のための「時間的余裕」がないとの理由であるが、もちろんその背後には昨年の十二月に『週刊女性』(十二月二十六日号)が掲載したスクープ記事、「眞子様の嫁ぎ先の義母が400万円を超える借金をしトラブルになっている」との報道があったからである。父親を早くに亡くした小室親子が知人から圭さんの留学費や生活費を借り、母親がその知人との婚約を解消した後に返済を求められると、お金は贈与であり返す理由はないと申し入れてきたというのである。「海の王子」として颯爽と登場し、昨年九月三日のご婚約会見ではお互いを、〈(小室さんは)太陽のような明るい笑顔〉、〈(眞子様は)月のように静かに見守ってくださる〉と讃え合って、両陛下の初孫の結婚を祝うムードのなかにあった慶事は一転、週刊誌のスキャンダルめいた暗雲に覆われた。

 ご結婚の延期発表前後から、小室家の金銭トラブルをめぐる週刊誌報道は過熱し、『週刊文春』は二月一日号で、「秋篠宮家眞子さま婚約者小室圭さんの憂い」とのタイトルのもと、「X氏が佳代さんに貸したとする金額」の年月日と用途の一覧表まで入れて、「納采の儀を前に宮内庁関係者からも不安の声が……」と報道。『週刊新潮』も同日発表号で「『海の王子』母親の430万円『援助交際』トラブル」との特集を組んだ。『週刊新潮』は、小室家の問題を眞子様本人よりも秋篠宮家、とりわけ「紀子妃」の「ご心痛」として切り取ってみせた。新天皇の即位は二〇一九年五月。これをもって秋篠宮様は皇位継承順位のトップになられ、さらに悠仁様が続く。

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