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【科学】目が4つあるトカゲの化石 4900万年前、米国に生息

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目が4つあるトカゲの化石 4900万年前、米国に生息

4つの目を持つトカゲの復原図。頭頂部(枠内)に2つの目がある(ゼンケンベルク自然史協会、アンドレアス・ラッハマン氏、デジモーフプロジェクト提供) 4つの目を持つトカゲの復原図。頭頂部(枠内)に2つの目がある(ゼンケンベルク自然史協会、アンドレアス・ラッハマン氏、デジモーフプロジェクト提供)

 4つの目を持つ大型のトカゲが約4900万年前、米国に生息していたことがドイツと米国の共同研究チームによる化石の分析で分かった。目が4つある脊椎動物は魚類以外では初めてで、米専門誌に論文が掲載された。

 このトカゲはオオトカゲの一種で全長1~2メートル。米ワイオミング州で1871年に発掘された化石をエックス線で詳しく調べたところ、通常の目とは別に、頭頂部に小さな2つの特殊な目を持つことが分かった。

 トカゲやカエル、魚の一部は3つの目を持つことが知られている。「第3の目」はホルモンを分泌する松果体という脳の器官から延びており、太陽の光を捉えて体内時計を調節しているとみられる。

 今回のオオトカゲの特殊な目も光を捉えていたらしいが、2つのうち1つは松果対とは異なる器官から延びていた。このため現生トカゲが持つ第3の目は、カエルや魚とは違う進化をたどって生じた可能性があるとチームはみている。(原田成樹)

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