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「かがみの孤城」山梨県出身・辻村深月さん、本屋大賞受賞で県内書店も盛り上がり

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「かがみの孤城」山梨県出身・辻村深月さん、本屋大賞受賞で県内書店も盛り上がり

本屋大賞の特設コーナーで受賞作品を読む来店者=11日、甲府市(昌林龍一撮影) 本屋大賞の特設コーナーで受賞作品を読む来店者=11日、甲府市(昌林龍一撮影)

 書店員が一番売りたい本を投票して選ぶ今年の「本屋大賞」に10日、山梨県笛吹市出身の作家、辻村深月さんの小説「かがみの孤城」が選ばれた。県出身の作家で初めて受賞となり、県内の書店では11日、特設された辻村さんの作品のコーナーに多くのファンが集まるなど、祝福ムードに包まれた。(昌林龍一)

 辻村さんは山梨学院大付属高校(現・山梨学院高校)、千葉大を経て、平成16年に「冷たい校舎の時は止まる」で作家デビューした。24年に「鍵のない夢を見る」で直木賞を受賞。若い世代を中心に根強い人気を得ている。

 甲府市貢川本町の「朗月堂書店」は、受賞を記念するコーナーを特設し、サイン本50冊を含む計200冊の受賞作品を平積みにしてアピール。辻村さんの他の作品もそろえた。

 店員の内藤健太さん(28)は「夕方までに受賞作を買い求めた方が30人以上いらっしゃいました。特設コーナーは普段の数倍の売れ行きです」と笑顔で話した。

 地元出身の人気作家の受賞だけに、県民の注目も高まっており、同店では追加注文を出した。

 受賞作「かがみの孤城」は、不登校などの悩みを抱えた7人の中学生が鏡の中にある世界に誘われ、交流をきっかけに成長。絆を強めていく物語。「ファンタジーの要素が強いので女性や中高生のファンが多い作品」(内藤さん)という。

 来店した同県甲斐市の主婦(48)は「県内出身の作家が受賞してよかった。話題になっており、作品を読んでみたくなった」と話した。

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