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【原発最前線】再稼働へ綱渡りの東海第2原発 新安全協定は危険な賭けか

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【原発最前線】
再稼働へ綱渡りの東海第2原発 新安全協定は危険な賭けか

 日本原子力発電の東海第2原発(茨城県東海村)が、再稼働へ向けて“綱渡り”を続けている。運転40年の11月27日までに新規制基準への適合と運転延長の認可を得なければ廃炉という日程が厳しさを増す一方で、3月下旬には東海村や周辺5市と新たな安全協定を結び、4月5日には安全対策費1740億円の調達のめどがついたことを原子力規制委員会に報告した。ただ、新安全協定によって地元同意の範囲が広がり、再稼働へのハードルはさらに上がっている。(社会部編集委員 鵜野光博)

「スケジュール厳しい」

 「設置変更許可の申請書に、『何々に務める』、できるだけ頑張りますなんて文言が入っていてはいけない。今まで先行(東京電力柏崎刈羽原発)で議論してきた文書を、悪い方向で変えている。チェック体制を作って、先行他社をお手本に、しっかりやってもらいたい」

 3月29日の東海第2原発の審査会合で、規制委側は原電側にきつくクギを刺した。東海第2原発は沸騰水型(BWR)で、同じBWRで昨年合格した柏崎刈羽原発の審査を参考にすることで審査のスピードアップを図る算段だった。原電側は「柏崎刈羽の審査が少し遅れていたので、当初PWR(加圧水型)をひな型にしていて、途中から柏崎刈羽に戻したので、書きぶりが変わってしまった」などと釈明。「きちんと対応して参りたい」と頭を下げた。

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