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旅情ミステリー作家、内田康夫氏が死去 「浅見光彦」シリーズ

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旅情ミステリー作家、内田康夫氏が死去 「浅見光彦」シリーズ

内田康夫さん=平成26年8月撮影 内田康夫さん=平成26年8月撮影

 「浅見光彦」シリーズなどの旅情ミステリー作品で知られる作家の内田康夫(うちだ・やすお)氏が13日、敗血症のため東京都内で死去した。83歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は妻で作家の早坂真紀(はやさか・まき、本名・内田由美=うちだ・ゆみ)さん。お別れの会は行わず、23日から4月23日に、長野県軽井沢町の浅見光彦記念館に献花台を設置する。

 昭和9年、東京都生まれ。コピーライターや広告制作会社の経営をへて、55年に「死者の木霊」を自費出版してデビュー。フリーライターの青年が旅先で事件を解決する「浅見光彦」シリーズはベストセラーとなり「天河伝説殺人事件」が映画化されたほか、多くの作品がテレビドラマ化された。58年から長野県軽井沢町に在住しており、「信濃のコロンボ」シリーズでも知られる。

 平成8年には長者番付の作家部門で、13年連続でトップだった赤川次郎氏を抜いて推定年収3億円で1位になった。著作の累計発行部数は1億部超。20年に日本ミステリー文学大賞を受賞した。

 27年7月に脳梗塞で倒れ、毎日新聞夕刊で連載していた「孤道」は同年8月12日、204回で中断。昨年3月、小説の休筆を宣言し、「孤道」を未完のまま出版、同作の完結編を公募していた。

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