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【話の肖像画】元バレーボール選手・川合俊一(3)「息子を五輪選手に」…夢がかなってしまった

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【話の肖像画】
元バレーボール選手・川合俊一(3)「息子を五輪選手に」…夢がかなってしまった

ソウル五輪の米国戦で=昭和63年 ソウル五輪の米国戦で=昭和63年

 〈当時、バレーボールブームが起こった。会場は若い女性であふれ、選手の追っかけも登場した。川合もブームのきっかけの一人だ。決まった髪形やおしゃれな服装が注目された〉

 周囲からは「新人類」と言われましたね。

 全日本の合宿に、人気だったチェッカーズみたいにサイドを刈り上げて前髪を伸ばした髪形で参加したら、コーチに前髪を切られちゃった。移動はスーツが義務づけられていたのですが嫌で、一度「ジーンズとTシャツで移動させてくれ。絶対に活躍するから」と約束し、めちゃくちゃ頑張って活躍したら、その後、全日本の服装が自由になったこともありました。

 デザイナーの知り合いもできてショーで使った服とかをいただいて着ていましたから、派手だったんでしょうね。

 〈60年、日体大から実業団のトップチーム、富士フイルムに入る。バレーブームは続いていた〉

 試合会場は若い女の子で埋まっていました。会場や練習体育館の外には出待ちの子もいて、ファンレターやプレゼントを山ほどいただきました。あんまり多いときには、常連のファンの方が持ってくれたほどです。

 カップルで来てくれる方も多かった。恐らく女性がファンで、彼氏を連れてきたのでしょう。そんなときは一層頑張りました。カップルはデートでバレーの試合を見に来てくれたはずです。試合後の食事で試合の話になります。そのとき、いい試合を見せられなかったら、彼氏は「川合、ダメだな」と思ってしまうし、会話も弾まない。彼女に連れられて来たにせよ、彼氏に「いいな」と思ってもらいたかったんです。(聞き手 小川記代子)

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