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「津波で家計助けるため働く女性も」 終戦後も存在、仙台遊廓の証言まとめる 随筆録の千葉由香さん

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「津波で家計助けるため働く女性も」 終戦後も存在、仙台遊廓の証言まとめる 随筆録の千葉由香さん

「みちのく仙台常盤町 小田原遊廓随想録」について語る著者の千葉由香さん=先月24日、仙台市青葉区(塔野岡剛撮影) 「みちのく仙台常盤町 小田原遊廓随想録」について語る著者の千葉由香さん=先月24日、仙台市青葉区(塔野岡剛撮影)

 仙台にあった遊廓の歴史などについて、当時を知る人々の証言などをまとめた「みちのく仙台常盤町 小田原遊廓随想録」が出版された。著者の千葉由香さん(54)のトークイベントが、仙台市内で開かれ、千葉さんは参加した約60人の前で、ウイスキーのボトルに入れたウーロン茶を傾けて、雰囲気を演出し、執筆中の裏話などを語った。(塔野岡剛)

 仙台市内にあった「小田原遊廓」は明治27年(1894)年に現在の青葉区宮町通りの東側に開設され、先の大戦の終戦後、昭和21年(1946)年まで存在したという。最盛期には33軒の「楼」があり、300人の女性が働いていたという。

 トークイベントは先月24日に開催された。当時を知る人々を取材し、証言をまとめたという千葉さんは、口を開いてくれる人が少なく、取材に苦労したというエピソードも披露した。

 千葉さんは同遊廓が栄えた理由のひとつについて、明治29年(1896)年の「明治三陸大津波」を挙げ、「津波という自然災害が起き、家計を助けるために遊廓で働いていた女性も多かったのではないか」と背景を分析した。

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