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【東日本大震災7年】茨城・大洗の防潮堤、景観どう守る? 今年度に4割完成も協議続く

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【東日本大震災7年】
茨城・大洗の防潮堤、景観どう守る? 今年度に4割完成も協議続く

宮下地区の護岸。約1・5メートルかさ上げされると、歩行者からは海が見えなくなる=12日午後、大洗町磯浜町(上村茉由撮影) 宮下地区の護岸。約1・5メートルかさ上げされると、歩行者からは海が見えなくなる=12日午後、大洗町磯浜町(上村茉由撮影)

 宮下地区を含む大洗海岸は景勝地で、「大洗県立自然公園」の一部でもある。宮下地区では海沿いに旅館やホテルが立ち並び、窓から太平洋を一望できるのが“売り”だ。岩礁に立つ「神磯鳥居」もフォトスポットとして人気を集めており、宮下地区町内会は、自然公園としての文化的価値や町全体のブランドイメージに影響が生じかねないと訴えている。

 町内会の一員で旅館「里海邸 金波楼本邸」の石井盛志代表は、32年度までの完成に固執せず、「安全と景観のバランスが取れるようにもっと時間をかけて議論すべきだ」と強調する。同町内会では、海沿いの家々がそれぞれ防潮対策を施すことを代替案とするよう検討を進めているという。同町まちづくり推進課の担当者は「防潮堤を作らないなら、避難計画などソフト面で住民や観光客の安全を守る対策を練っていく」としている。

 県はこれまでも、防潮堤の一部にアクリル板の窓を設置するなど、景観に配慮した対応策を講じている。大洗事業所の担当者は「地元が納得しなければ計画は進められないので、協議を続けていく」と話している。(上村茉由)

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