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【東日本大震災7年】茨城・大洗の防潮堤、景観どう守る? 今年度に4割完成も協議続く

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【東日本大震災7年】
茨城・大洗の防潮堤、景観どう守る? 今年度に4割完成も協議続く

宮下地区の護岸。約1・5メートルかさ上げされると、歩行者からは海が見えなくなる=12日午後、大洗町磯浜町(上村茉由撮影) 宮下地区の護岸。約1・5メートルかさ上げされると、歩行者からは海が見えなくなる=12日午後、大洗町磯浜町(上村茉由撮影)

 平成23年の東日本大震災で最大4メートルの津波に襲われた茨城県大洗町の海岸沿いで、防潮堤の整備が進んでいる。今月中に全体の4割が完成する見通しだが、観光と水産の街として発展してきた同町内では、防潮堤によって眺望や景観が損なわれると不安視する声も少なくない。防災と景観保全をどう両立させるのか、県と地元の間で協議が続いている。

 県は、数十年から百数十年に1度の頻度で発生が予想されるL1津波を約4・2メートルと想定。大洗サンビーチから同町宮下地区にかけて約4・3キロにわたり、防潮堤を海抜約4・5メートルになるよう整備する。

 県茨城港湾事務所大洗港区事業所によると、工事は26年8月に始まり、29年6月にはサンビーチの防潮堤約900メートルが完成した。大洗港区の観光施設が集まっている部分の約900メートルも今月中に完成する見込みだ。県は、32年度内の整備完了を目指しているが、宮下地区の約500メートルでは現在も地元との調整が続いている。

 宮下地区の護岸はすでに海抜約4・5メートルだが、県の計画では、高潮対策も兼ねて海抜約6メートルになるようにかさ上げする。歩道からの高さは約2・2メートルとなり、建物の1階や歩行者からは海が見えなくなってしまう。

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