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福島県産ヒラメのPRイベント中止に タイ・バンコク、消費者団体「危険」に不安高まり

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福島県産ヒラメのPRイベント中止に タイ・バンコク、消費者団体「危険」に不安高まり

2月28日、タイへ出荷するため箱詰めされる「常磐もの」のヒラメ=福島県相馬市 2月28日、タイへ出荷するため箱詰めされる「常磐もの」のヒラメ=福島県相馬市

 東京電力福島第1原発事故後初めて輸出された福島県産のヒラメを使い、タイの首都バンコクで今月10~31日に開催予定だったPRイベントが、急遽中止されたことが12日、分かった。同県によると、現地の消費者団体などが「汚染された魚介類で危険だ」として、提供する料理店名の公表を求めたことをきっかけに、インターネット上で懸念する意見が急増。イベントを企画した貿易商社や料理店が、混乱を避けるため中止を決定した。

 同県産のヒラメは「常磐もの」と呼ばれ、今月1日にタイへの輸出が実現。加工品以外の魚介類輸出は、復興をアピールできるとして、漁業関係者は期待を寄せていた。これまでにヒラメ130キロが輸出され、約50キロが日本料理店で提供され、好評だったという。

 しかし、現地の消費者団体や環境保護団体が「原発事故で福島の食品は汚染されている」「魚介類は危険」などと主張、タイ政府に料理店名の公表を要求。現地メディアも報道し、安全性を不安視する声が高まった。タイの保健省は「厳密に検査されており安全」と打ち消しに懸命だ。

 内堀雅雄知事は「中止は残念。県産品の安全性を確認しながら、福島が誇る水産物の輸出に取り組む」とのコメントを出した。

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