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「このミス」大賞最年少受賞の蒼井碧さん 謎の「オーパーツ」の魅力、「自分で書く」

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「このミス」大賞最年少受賞の蒼井碧さん 謎の「オーパーツ」の魅力、「自分で書く」

「いずれはピラミッドのような、巨大な『オーパーツ』を取り上げたい」と語る蒼井碧さん 「いずれはピラミッドのような、巨大な『オーパーツ』を取り上げたい」と語る蒼井碧さん

 13個の水晶髑髏に囲まれた考古学者の遺体に、殺人現場の密室から消えた工芸品「黄金シャトル」…。怪しくも心引かれる“謎の至宝”を、今作では巧みにトリックの素材として生かした。「科学とオカルトという、一見対立する2つの分野が同居しているのがオーパーツの魅力」と語る。

 水月と深夜の“分身コンビ”による会話の掛け合いも面白い。選考委員の書評家、吉野仁さんは「独特な世界観や個性的なキャラ、風変わりな事件に軽妙でテンポのいい話運びなど、すべてがバランスよく読ませていく」と評価する。

 独デュッセルドルフ出身。子供の頃から古代文明や骨董(こっとう)品に興味を持ち、麻耶雄嵩(ゆたか)さんや柄刀(つかとう)一さんらミステリー作家の作品も愛読。現在は東京都内のリース会社に勤務し、昨年末には世界遺産検定の1級を取得した。「ゆくゆくは、世界中を舞台にした作品を書ければと思います」

 平成14年に創設され、これまでに海堂尊(たける)さんや東山彰良(あきら)さんら著名作家を輩出した同賞は、若手の登竜門とされている。今後については、「今回、オーパーツネタで一つのジャンルを作ることができた手応えがある。息の長いシリーズにしたい」と意気込んだ。(本間英士)

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