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【東日本大震災7年】宮城で千葉大生が咲かせた花 「園芸部のスキルいかし復興支援」

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【東日本大震災7年】
宮城で千葉大生が咲かせた花 「園芸部のスキルいかし復興支援」

地域住民とともに「雄勝ローズファクトリーガーデン」の移転の作業を行う千葉大の学生ら=宮城県石巻市雄勝町(秋田典子准教授提供) 地域住民とともに「雄勝ローズファクトリーガーデン」の移転の作業を行う千葉大の学生ら=宮城県石巻市雄勝町(秋田典子准教授提供)

 秋田さんが、大規模災害からの復興や都市工学に取り組むきっかけは平成7年の阪神大震災にさかのぼる。大阪府のニュータウンで生まれ育ち、大好きだった神戸の街が一瞬で大きな被害を受けたことに衝撃を受けた。「災害からの復興へ貢献や都市空間づくりを仕事にしたい」と本格的に研究者の道を歩み始めた。

 20年末に千葉大に赴任して、2年余で今度は東日本大震災が発生。都市工学の研究者となっていた秋田さんは「千年に一度の大災害がこの時代に起きた意味を考え、自分にできることを模索して、活動する」と決めたという。

 空いている時間に学生らに呼びかけ、月数回は学生とともに石巻市へ。交通費などは自己負担。だが、続けてきたことで今では、住民だけでなく、行政とも関係を構築し、土地利用検討ワークショップへの参加など、街の再生にも深く関わるようになった。

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 活動は学生の進路にも影響を与えるようになった。岩手県出身で入学から6年間に参加してきた同大大学院園芸学研究科修士2年の軽石紗貴さん(24)もその1人。軽石さんは沿岸部の出身ではなく津波の被災は免れたが、「漠然と被災地のお手伝いができればと参加したが、復興にはやはり行政の力が大きい」と感じて、4月からは国土交通省で働く。「行政から被災地のために携わっていきたい」と目標をかかげる。

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