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【那須雪崩】遺族ら、栃木県の提訴を検討 「納得いく説明ない」

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【那須雪崩】
遺族ら、栃木県の提訴を検討 「納得いく説明ない」

2017年12月22日のスキー場開きで、雪崩事故の犠牲者に黙祷する関係者ら=栃木県那須町の町営那須温泉ファミリースキー場(伊澤利幸撮影) 2017年12月22日のスキー場開きで、雪崩事故の犠牲者に黙祷する関係者ら=栃木県那須町の町営那須温泉ファミリースキー場(伊澤利幸撮影)

 栃木県那須町で昨年3月、登山講習中の高校生ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、経緯や責任問題について「県側から納得のいく説明がない」として、一部の遺族が県に損害賠償を求めて提訴を視野に検討を始めたことが分かった。

 ただ、遺族の1人は「県から何(の説明)もない。息子の無念を晴らすには民事訴訟しかないと思っているが、まだ弁護士に相談するとか具体的な動きにはなっていない」と話しており、弁護士も、具体的な協議には入っていないとして「まだ、そういう段階ではない」と話した。

 那須町のホテルで11日、学校で起きた事件・事故の裁判に関わる弁護士らでつくる「学校事故・事件被害者全国弁護団」の勉強会が開かれ、遺族5人が参加。この中で、遺族から、雪崩事故の詳細について、引率教員ら当事者から直接話を聞きたいと登山講習会を主催した県高校体育連盟に要望しても実現していないなどの相談があった。

 弁護士は民事訴訟の中で疑問点などを追及することができると回答。一部の遺族は裁判で教員の話を聞きたいとの意向を示した。

 県は2月の県議会で「県に責任がある」として、遺族らに損害賠償する方針を示している。事故は3月27日で発生から1年。県警は業務上過失致死傷容疑で捜査している。

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